これからのExcel活用の重要なキーワードは、「インターネット」と「通信」です。

Excelの最大のメリットは、その手軽さです。

データを簡単に保存することができるし、データの計算、集計、加工も容易です。

それにExcelは、最も普及しているソフトウェアなので、ほとんどの Windowsパソコンにインストールされています。

Excelでは、VBEという統合開発環境がすぐに利用できるので、プログラミングのための準備は不要です。

VBA言語を使って、初心者でも今すぐにプログラミングが始められます。

したがってExcelは、私達に最も身近な「開発ツール」であるとも言えます。

そんなExcelのメリットを活かしつつ、さらに10倍、100倍活用するために重要なキーワードがあります。

それが「インターネット」と「通信」です。

ExcelのVBAを使って、インターネット上にある膨大な情報源にアクセスできるようになると、活用範囲が一気に広がります。

例えば、Excelで「XML」の取得が可能です。これはとても大きな意味を持ちます。

XMLを使うと、コンピューター同士で、データのやり取りを行なうことができます。

つまりコンピューター同士が、簡単につながるわけです。*重要

一番身近な例では、XMLの一種である「RSS」を取得すれば、ExcelでRSSリーダーを作成することができます。

RSSリーダーも、コンピューター同士がつながっているのですが、イマイチ凄さが伝わりませんよね。(本当は凄いことなのです)

それでは次の例はどうでしょうか?

今では、多くのWebサービスが、データをXMLで提供しています。

例えば、証券会社のWebサービスを利用すれば、Excelで株式やFXの売買を行なうことも可能なのです。

WebサービスAPIで、オリジナルのシステムトレードソフトを開発する方法。

もちろん過去の株価や為替相場のデータを取り込んで、Excelで分析することも可能です。

もしあなたなりの法則を発見できれば、大きく儲けることが出来るかもしれません。

どうですか?コンピューター同士がつながることの凄さが、少しはイメージできましたか?

さらに、Excelからメールを送受信することも可能です。

メール送信・受信プログラミング初心者入門(Excel版)

メールの送受信でも、コンピューター同士がつながっています。

メールを送受信する時には、メールサーバーに接続するし、送受信先のパソコンとも、メールを通して、データをやり取りすることができます。

実はメールからデータを抽出することも可能なので、ネットショップの受注管理にも利用できます。

このようにExcelは、インターネットに接続することで、利用範囲や可能性が、ますます広がります。

Excelは、もうローカルで表計算を行なうだけのアプリケーションソフトではありません。

Excelの可能性は、無限に広がっているのです。

当講座でも、応用編として、これらのプログラミングを紹介する予定です。お楽しみに!

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