VBE(Visual Basic Editor)という統合開発環境も、共通して使えます。
ただ Office製品ごとに扱えるオブジェクト(対象)が異なります。
例えば Excelでは、ワークシート、セル、フォームなどが、操作対象となります。
また Accessでは、テーブル、フォーム、レポートなどが、操作対象となります。
でもVBAの基本は、どれも同じなので、Excelで覚えたVBAの基本は、Accessでも使えます。
あとはそれぞれの Office 製品に特徴的な機能を学べばよいだけです。
Excelの最大の特徴は、ワークシートのセルにデータを簡単に保存できることと、その手軽さです。
セルに入力したデータは、Excelのツールバーにある「上書き保存」ボタンで、簡単に保存することができます。
データをテキストファイルに保存したことがあるプログラマーならわかると思いますが、この手軽さはとても便利です。
検索や抽出もExcelの基本的な機能として、最初から用意されています。
したがって「手軽さ」という点では、Access のようなデータベースよりも、Excelの方が便利です。
もちろん Access の方が便利なことも多いですが、Excelに比べると手間がかかります。
普段からよく使われるExcelは、初心者がプログラミングを学ぶツールとしても最適です。
基礎編では、Excel VBAを学ぶ上で欠かせない、セルとワークシートの扱い方から解説します。
まずは、Excel VBAプログラムの中から、「セルのデータを取得する方法」と「セルへデータを出力する方法」(書き込む)を覚えましょう。
またExcelでは、複数のワークシートを作成することができます。
そのため、ワークシートを指定してから、セルのデータを扱う方法も大事です。
図を交えて詳しく解説するので、プログラミング初心者でも大丈夫です。必ず理解できるようになります。