Excel VBA 標準モジュールのエクスポートとインポートを行なう方法。

ExcelVBAで作成した標準モジュールは、エクスポートしたり、インポートすることが出来ます。

標準モジュールをエクスポートすると、ファイルとして保存されます。

その保存したファイルを、他のExcelファイル側でインポートすることで、標準モジュールにプログラミングしたユーザー定義関数が、そのまま使えるようになります。

それでは、標準モジュールのエクスポートとインポートを実際に行なってみましょう。

【1】Excelのファイル「gankin.xls」を開きます。

*マクロを有効にする

ダウンロードしたものでも、あなたが作成したものでもかまいません。


【2】VBEを起動します。

*「Altキー」+「F11キー」


【3】標準モジュールの「Module1」をマウスで右クリックし、コンテキストメニューが表示されたら、「ファイルのエクスポート」を選択します。

excel-vba-54.gif


【4】「ファイルのエクスポート」ダイアログボックスが表示されたら、ファイル名を確認し、「保存」ボタンをクリックします。

excel-vba-55.gif

ファイル名は変更することもできますが、今回はそのまま保存してください。

また、「保存する場所」もちゃんと覚えておいてください。


【5】保存した場所に「Module1.bas」というファイルが作成されていることを、確認してください。

excel-vba-56.gif


【6】ここで「gankin.xls」は閉じます。


次はインポートする側のExcelファイルです。

【7】新しいExcelファイルを作成します。

excel-vba-57.gif

*ファイル名は適当でかまいません。


【8】新しいExcelファイルのVBEを起動します。

excel-vba-58.gif

*「Altキー」+「F11キー」


【9】プロジェクトエクスプローラ内をマウスで右クリックし、、コンテキストメニューが表示されたら、「ファイルのインポート」を選択します。

excel-vba-59.gif

クリックする場所は、プロジェクトエクスプローラ内なら、どこでもかまいません。


【10】「ファイルのインポート」ダイアログボックスが表示されたら、「Module1.bas」を選択し、「開く」ボタンをクリックします。

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「ファイルの場所」は、先ほど保存しておいた場所です。


【11】標準モジュールがインポートできました。

excel-vba-61.gif


【12】標準モジュールのコード(プログラム)が、ちゃんと表示されることを確認してください。

excel-vba-62.gif

もしコードが表示されない場合は、プロジェクトエクスプローラで、標準モジュールの「Module1」を選択してから、「コードの表示」ボタンをクリックしてください。

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または、「Module1」をダブルクリックしても、コードを表示することができます。

excel-vba-64.gif


【13】ここまでの作業を保存してください。

*VBE側の保存ボタンをクリック


【14】あとは、「gankin.xls」と同じ要領で、ユーザー定義関数が使えるかどうか、動作確認をしてください。

・例

=calcGankin(1000,0.5)



以上のように、標準モジュールのエクスポートとインポートは簡単です。

標準モジュールにユーザー定義関数を作成しておけば、簡単に受け渡しすることができます。

既にデータや計算式が入力されたExcelファイルに機能を追加する場合も、エクスポートとインポートが適しています。

この方法を使えば、あなたが作成したユーザー定義関数を、他の人に利用してもらうことも可能です。

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