これはプログラミングで重要なことなので、図を交えて詳しく説明します。
まずは以下の手順で、動作を確認してください。
【1】ダウンロードしたExcelのファイル「gankin.xls」を開きます。
*マクロを有効にする
【2】ワークシート上で、適当なセルを選択します。
【3】セルの「数式の編集」に、以下のような計算式を入力します。
・例
=1000 + calcGankin(1000,0.5) + 1000
計算式の中に関数が含まれていることがポイントです。
【4】実行すると、計算結果が出ます。
結果は 252000 になります。正確には 252000.0009 です。
【5】小数点以下の表示桁数を変更すると、正確な値が出てきます。
以上のことから、ユーザー定義関数が、計算式の中でも使えることがわかりました。
もちろん既存の関数も計算式の中で使うことができます。
*戻り値が数式で使える値なら
【解説】
Functionプロシージャ(関数プロシージャ)は、戻り値を返すことを前に説明しました。
つまり関数は、結果として値が返って来るので、計算式の中でも使えるのです。
でもプログラミング初心者は、イメージし難いと思うので、以下のように考えてください。
関数の部分が、戻り値の数値に置き換わると考えるとわかりやすいです。
=1000 + 250000 + 1000
この「置き換わる」という感覚を掴むことは、プログラミングでは大事です。
関数と戻り値の関係がわかれば、プログラムを読むのが、だいぶ楽になります。