・VBA(Visual Basic for Applications) プログラミング言語
・VBE(Visual Basic Editor) 統合開発環境
名前が似ているので、ややこしいですが、この機会に覚えておいてください。
今回は、VBEプログラミングの最も基本である、VBEの「起動」と「終了」方法について説明します。
【1】Microsoft Excelを起動します。
ファイルは何でもかまいません。Windowsのスタートから、Excelを起動してもOKです。
【2】キーボードの「Altキー」を押しながら、同時に「F11キー」を押すと、VBE が起動します。
*VBEの画面構成については、次回に説明します。
今回はプログラミングを行なわずに、すぐに終了しましょう。
【3】ウィンドウの「閉じる」ボタンをクリックすると、VBEが終了します。
【4】すると、最初のExcel画面に戻ります。
つまりExcelとVBEは、別々に起動しているということです。
VBEを終了しても、Excelは終了しません。逆にExcelを終了すると、VBEも一緒に終了します。
*「保存」ボタンも、それぞれにあります。
【解説】
実はExcelからVBEを起動する方法は、他にもあります。
例えばExcelのメニューから辿って、VBEを起動することもできますが、面倒です。
今回のキーボードを使った方法(Alt+F11)だけ覚えておけば大丈夫です。これをショートカットキーといいます。
ショートカットキーなら、マウスを使うことなく操作できるので、プログラミングや何か入力をする時には、とても便利です。
特にタッチタイピングができる人は、キーボードから手が離れると、作業効率が悪いと感じ、ストレスになります。
そこで便利なショートカットキーを覚えておくと、プログラミングのような入力作業が、はかどります。
【ワンポイント】
VBEは、Microsoft社の Office 製品で、共通して使えます。
したがって、Word(ワード)や PowerPoint(パワーポイント)など、他の Office 製品でも、VBEの起動方法(Alt+F11)は、まったく同じです。
また Office 製品をインストールすると、VBEもすぐに使えるので、特別な準備は不要です。この手軽さが、プログラミング初心者におすすめする理由の一つです。