Excel(エクセル)は、とても便利な表計算ソフトウェアです。
Excelには、豊富な関数があらかじめ用意されているので、それらを使うだけでもいろんな処理が出来ます。
普段の仕事で使う程度なら、既存の関数だけでも十分です。
しかし、Excelにはもっと凄い能力が秘められているのです。それを引き出すのがVBAです。
あなたがVBAを使えるようになると、以下のようなことができるようになります。
(1)オリジナルの関数が作れる。
Excelは、あなた自身でオリジナルの関数を作ることが可能です。
既存の関数を組み合わせたり、新たに処理を加えて、独自の関数が作れます。
ユーザーが独自に作った関数を「ユーザー定義関数」といい、既存の関数と同じように、Excelのワークシート上で使うことができます。
例えば、たくさんの関数を使い、複雑な処理が必要な場合でも、ユーザー定義関数として作っておけば、簡単な関数名だけで呼び出すことができます。
最初はイメージし難いかも知れませんが、とても便利です。これだけでもVBAを習得するメリットがあります。
当講座では、ユーザー定義関数を作る方法についても取り上げます。
(2)メールの送受信ができる。
ExcelのVBAを利用すると、メールを送信したり、受信することができます。
しかも普通のメーラーには無い、高度な送受信が可能になります。
例えば、送信先を抽出してからメールを一括送信したり、メールの件名や本文に氏名を自動挿入するなどの使い方ができます。
もちろんメールを受信することもできるので、Excelのワークシートに保存できます。
またメールの本文から、情報を切り出し、列ごとに分けることも可能です。
詳しくは メール送信・受信プログラミング初心者入門 をご覧ください。
(3)XMLが扱える。
ExcelのVBAでは、XMLのデータを受信することができます。
最近では、XMLを提供しているWebサービスやブログが増えてきたので、活用の幅が広がります。
例えば、Excelでオリジナルの「RSSリーダー」を作ることができます。
さらに、ネットショップのWebサービスAPIを使えば、Excelで商品情報(XML)を取得して加工し、オリジナルのネットショップを構築できます。
楽天ウェブサービスAPIなどが有名です。
詳しくは 楽天ウェブサービス初心者入門講座 をご覧ください。
上記のページは、JavaScriptを使った例ですが、XMLはExcelに取り込むことも可能です。
(4)システムトレードソフトウェアを開発できる。
ExcelのVBAで、株や為替(FX)を売買する「システムトレードソフトウェア」を開発することができます。
FXや株式投資関連のWebサービスAPIも登場しているので、独自にシステムトレードソフトウェアを開発し、実際に取引することが可能です。
あなた独自の法則を見つけ出し、自動的に売買するようなシステムを作ることが可能です。儲かるかどうかは別ですが。
↓関連する記事もご覧ください。
WebサービスAPIで、オリジナルのシステムトレードソフトを開発する方法。
(5)ゲームを作れる
ExcelのVBAを徹底的に使いこなすと、アクションゲームを作ることも可能です。いろいろ本が出ているので紹介します。
Excel VBAアクションゲーム作成入門
ゲームを作る過程で、いろんなことが学べるので、プログラミングテクニックが向上します。
もちろんVBAプログラミングの基礎も学べるし、一石二鳥です。
以上はExcelでVBAを習得した場合にできることのほんの一例です。もっともっと可能性は広がります。
あなたもVBAを習得して、Excelを今の100倍活用できるようになりませんか?
当「Excel VBA初心者入門講座」では、そのノウハウを無料公開しています。